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具体的な利用法


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妊娠期におけるアロマテラピー

松が丘治療室サロンアロマソフィアで不定期に開催している アロマテラピー講座 では、アロマテラピーとは何かという基礎的なお話をし、妊娠中に使えるエッセンシャルオイル、使ってはいけないもの、分娩が近くなってから使うと効果があるものなどを紹介します。妊娠中の方なら、他の病院や助産院で出産される方のご参加も歓迎しています。

エッセンシャルオイルの利用法

芳香浴 リラックスに
温湿布 目の疲れや肩凝りに
足浴 リラックス・血液循環促進に
足にある多数の子宮関連ツボの刺激に
マッサージ リラックス・血液循環促進に
浮腫対策・妊娠線予防等に

エッセンシャルオイルの利用の方法としてこれらを紹介しています。特に足浴は、足に子宮のツボがたくさんあるのでお勧めです。妊娠週数に合った好みの香りのエッセンシャルオイルを1、2滴入れることで、よりいっそうの効果が期待できます。

また、ほとんどの方に妊娠線予防オイルを紹介しています。妊娠中期20~24週ぐらいになるとお腹も少しづつ大きくなり始め、人によっては下腹部や臀部、太もものあたりの皮膚組織に亀裂が生じます。マッサージを通じてエッセンシャルオイルの成分を皮膚から吸収させることによって、これを防ぐのが目的です。

妊娠線予防オイル レシピの一例(1滴 = 約 0.05 cc)

マカデミアナッツ
オイル
23 cc キャリアオイル。ホホバオイルもお勧め。
小麦胚芽オイル 7 cc 酸化防止用。なければ同量のキャリアオイル。
ネロリ 0.2 cc 皮膚を軟化させる作用、細胞の成長を促進させる作用、抑鬱・鎮静効果
ラベンダー 0.1 cc 細胞促進作用、皮膚の分泌のバランスを取る作用、リラックス・鎮痛効果

このレシピはほんの一例ですが、マッサージ対象となる部位が比較的広いので、1%濃度にしてあります。

皮膚そのものに対する効能はもちろん、高いリラックス効果もあります。お腹の中の赤ちゃんをマッサージしてあげるつもりで、ご主人が奥様にマッサージしてあげて下さい。最近の研究で、お腹の中の赤ちゃんはかなり早い時期からお父さんの声を聞き分けられることが分かっています。生まれる前からお父さんの声をたくさん聞いていると、生まれてからお父さんに声をかけられた時に、まるで以前から知っているかのようにじっとお父さんを見つめます。ネロリとラベンダーの香りでリラックスした妊娠期を過ごせたお母さんから生まれた赤ちゃんは、お母さんやお父さんと同時にその香りの影響を受けているのではないでしょうか。

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妊婦さんのリラックスの為に

お腹や腰、背中へのマッサージはほぼ全員の方にお勧めしていますが、中にはご自分の家庭で行うだけではリラックスできない方もいらっしゃいます。特に知的な仕事、医療職等についていらっしゃる方は、肩や背中の緊張が強く、自分でマッサージするだけではなかなかリラックスできず、お腹や足の冷えがなかなか取れなかったり、自分で背中の緊張を感じることができなくなっていたりします。

そのような方には助産院で特別に マタニティーアロマテラピー・マッサージ をお勧めすることもあります。全身マッサージによってほとんどの方は肩や背中お腹が緩み、「リラックスした状態」とはどういった状態かを理解していただくことができます。その時も、妊娠週数に合った好みの香りのエッセンシャルオイルを使用します。

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スムーズなお産の為に

お産が進むためにはまず子宮の入り口(子宮頚管)がスムーズに開かなければなりません。当院では38週ぐらいになると、分娩を助けるエッセンシャルオイル(クラリセージ、ナツメグ、シダーウッド等)を使って、恥骨上、おしり、足の付け根などをマッサージするようにお話しします。これが子宮の入り口を柔らかくし、開きをスムーズにしてくれます。

分娩時には、陣痛の痛みを和らげたり痛みで固まった筋肉をほぐすために、ネロリやラベンダーを使ってマッサージや温湿布をします。逆に、陣痛が弱くなってしまったり、止まってしまった時には、クラリセージ、ナツメグ、シダーウッド等を使用します。産婦がひどく疲れてしまった時や精神的な問題でお産が長引いている時などは、ジャスミンやローズがすばらしい効果を上げます。

強い痛みのある収縮は産婦に苦痛を与え疲労させますが、陣痛微弱が長く続くと身体にも精神的にも疲れ果て、赤ちゃんに気持ちを向ける余裕を無くしてしまいます。アロマテラピーを適切に使うことによって、お産をスムーズに進め、産後の入院生活・退院後の生活をもスムーズにすることができるのです。

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