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自然出産のために

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自然出産のために

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はじめに

女性には本来、自分の力で自然に赤ちゃんを産み出す本能が備わっています。

しかし現代の環境の中で、この野性的な「本能」を取り戻したお産をするには、 生活の上で様々な点に注意しなければなりません。何もしないでお産に臨むのではなく、 妊娠期間中に自分の体を見つめ直し、自分でその本能を引き出す努力をする事によって可能になるのです。

自然出産とは、待っていたら自然に赤ん坊が産めるのではなく、自ら獲得していくものです。

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陣痛そして出産

満期(37週から41週6日までをいう)まで妊娠継続できた女性は、本来は自然な陣痛が来て、自分の力で赤ちゃんを産み出す事ができます。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中で十分に育ち、子宮の外に出て来る準備ができたら、自ら信号を送り陣痛が始まるのです。そしてその陣痛の始まりは、月の満ち欠けや潮の満ち引きにも左右されます。

予定日近くなるとお母さんの体も赤ちゃんを産み出すための準備が整います。子宮の入り口や産道が十分に柔らかくなって、骨盤も整い、赤ちゃんが通過しやすい状態になるのです。

自然のリズムに導かれて始まった陣痛は、赤ちゃんを産み出すためのエネルギーに満ちた素晴らしい陣痛です。赤ちゃんが自分の力で子宮の外に出ようとするエネルギーを感じる力強いものなのです。

女性は本能的にお産の時どう過ごしたいか、誰にいて欲しいか、どのような姿勢で産みたいかを知っています。うずくまった格好をしたり、四つん這いになったり、立て膝になったり、又ある人は産み出す瞬間に立ち上がったりします。どんな姿勢であっても出産するその人が取りやすい格好が分娩のスタイルなのです。

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では、誰でもこのように本能的にお産をする事ができるのでしょうか?

本来はこのような本能を誰しも持っているはずですが、現代の都会の生活の中でこのように本能的にお産ができる人はとても少なくなっていると言わざるをえません。が、このような自然のお産がしたいと望み、自分の体の声やお腹の中の赤ちゃんの声に注意を払ったならば必ず、自分の力で出産する事ができると私達は信じています。

自然出産は何もしないでお産に臨む事ではなく、妊娠期間中に自分の体を見つめ直し自分でその本能を引き出す努力をする事によって可能になるのです。

では現代的なこの環境の中で、一体どのような点に注意すれば、自然出産、野性的な感覚を取り戻したお産ができるのでしょうか。

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